博士後期課程履修の手引き

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博士課程修了者には、
(1)創造的研究を自ら開発し、推進し得る独立した研究者
(2)研究開発・製品開発等のプロセスを企画・指導し得るマネージメント能力を有する研究・技術者
(3)複雑な物理システム、社会システムの開発運用を担える広い視野と総合化能力を有する技術者
等の幅広い資質が要請されており、博士課程の教育は、これらに関する学識を修得するとともに、自己能力を開花熟成させる媒体たることが不可欠です。

本研究科は、
(a)自己の研究と推進能力の練磨
(b)専門的知識・技術の修得
(c)総合的視野の涵養
を博士課程教育の三大要素として履修単位数を定め、a、b、cのそれぞれに最低4単位を割りつけています。

aに対しては、特別実験(必修:4単位)を設定し、指導教員グループの指導のもとに、自己の研究テーマに取り組み、研究体験の中で、問題発見・思考の展開等の自己能力を磨くとともに研究推進上のKnow Howを修得します。この過程を通じて学位論文の中核部が作成されます。

bに対しては、講義A(必修:2単位)と特別実習(必修:2単位)を設定しています。講義Aは、自己の研究テーマに直接関連する分野にかかわる先端的研究及び根源的学理に関する講義であり、専門的学識の向上を図ります。特別実習では、本学産官学連携イノベーション機構や地域に存する研究開発施設において、自己研究分野にかかわる最新の研究機器技術や研究情報を修得するとともに、研究のトータルな流れを体験する中で、研究遂行や研究企画管理の能力を育成します。すなわち、このカテゴリーでは、学び、体験し、思考するという自己能力の開発過程が伏線とされています。a、bは合わせて専門性の深化と体系化を目指しています。

cに対しては、特別演習(必修:2単位)、講義B(選択:2単位以上)、総合特別講義(選択:2単位)が用意されています。特別演習では、本学内ばかりでなく他の研究開発機関、工場等の生産現場、さらには病院等で技術による支援が要請されている場に入り込み、理学・工学面からの研究技術の現況や研究、技術開発のニーズシーズ、人間社会への理学・工学的貢献のあり方等を含めて広い視野を養います。講義Bは、自己の専門分野に対し幅広い裾野を形成するための授業群です。総合特別講義(社会公開セミナー)は、専攻に所属する全教員さらには学外研究・技術者を含めたセミナーであり、学問の水準、研究・技術開発のあり方、人間形成等を含めて幅広い学識を修得する場となります。
  また、博士課程学生は、本講義において論文等の発表を行う機会を与えられます。これらcにかかわる授業群は、触発と交流を手段とした能力開発の場と位置づけられます。そして、社会と理学・工学のかかわりのあり方や学術全般にわたる学問水準や研究方法論等を含めて総合的視野の確立と自己の専門分野に関する広大な裾野の形成を図り、複雑かつ広範化した諸課題に対処し得る能力を養成します。

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